
海の宝石、アクアマリン〜心を穏やかに導く青い輝き〜
アクアマリンを見るたびに「ずるいなぁ」って思ってしまう。
海を閉じ込めたような澄んだ青色。絶対みんな好きじゃん。その上名前がアクアマリン。キラキラした可憐なイメージしかわかないよね。
クラスで人気を独り占めしてたあの女の子、みたいなそんなポジション。もう本当にずるいと思わない?
美しい石言葉に込められた意味

アクアマリンの石言葉は、まさにその見た目のイメージ通り。
- 勇敢
- 沈着
- 聡明
- 幸福
これらの言葉を眺めていると、アクアマリンがただ綺麗なだけじゃなく、持ち主の心をそっと後押ししてくれるような、優しいお守りみたいな存在に感じられるよね。
心と体を癒す、アクアマリンの効果
アクアマリンには以下のような効果があると言い伝えられている。
- 心を落ち着かせ、ストレスを軽減する
- 人間関係を円滑にする
- 直感力や洞察力を高める
- 恋愛運や結婚運を高める
- 精神的な安定をもたらす
心の安定とリラックス効果
アクアマリンの澄んだ青色は、まるで穏やかな海を眺めているような、深いリラクゼーション効果があると言われている。
日々のストレスやイライラ、怒りといったネガティブな感情を洗い流し、心を落ち着かせてくれる。精神的なバランスを整え、穏やかな気持ちで過ごせるようにサポートしてくれるとされているんだ。
人間関係の調和をサポート
アクアマリンは「コミュニケーションの石」とも呼ばれている。透明感のある見た目に可憐な名前。そりゃあコミュ力(りょく)のパワーもありそうだよね。
自分の考えや気持ちを素直に、そして穏やかに表現する手助けをしてくれるとも言われていて、うまく言葉が出てこない時や、大切な人とちゃんと向き合って話したい時に、この石が「橋渡し」役になってくれるって言われているんだ。プレゼンや面接、大事な話し合いの前に、お守りとして持つのもいいかもしれないね。
直感力と洞察力の向上
頭の中のモヤモヤを晴らし、思考をクリアにしてくれる効果も期待されている。物事の本質を見抜く洞察力や、新しいアイデアを生み出す直感力を高めてくれるんだ。難しい問題に直面した時や、何か新しいことを学びたい時にも、冷静な分析力と集中力、そして粘り強さを与えてくれると言われている。
幸運と保護のお守り
昔の船乗りたちが航海の安全を願ったように、現代でも人生の転機や新しい環境への変化、旅行など、「未知なる海原」へ漕ぎ出す時のお守り石としてアクアマリンは人気がある。
変化に対する不安を和らげ、未来への希望と勇気を与えてくれる、そんな風に考えられているんだ。進学、就職、引っ越し…新しいスタートを切る君の、心強い味方になるかもしれない。
こんな人にオススメ!アクアマリンとの相性
アクアマリンの効果も踏まえて、この石がオススメの人。
✅穏やかな心を取り戻したい人
✅コミュニケーション能力を高めたい人
✅大切な人との関係をより良くしたい人
✅新しい一歩を踏み出したい人
✅3月生まれの人
美しさを保つ、お手入れ方法&浄化方法
お気に入りのソーダライトを見つけたら、できるだけ長く、きれいに使いたいもの。お手入れと浄化の方法を Let’s check!
日常のお手入れ
アクアマリンはモース硬度7.5~8。
水晶と同じかそれ以上に硬くて比較的丈夫な石だから、普段使いしやすい。だけど、油断せずにていねいに扱ってあげようね。
日常のお手入れ
普段は、柔らかい布で優しく拭くだけでOK。
汚れが気になったら、ぬるま湯に中性洗剤をほんの少し溶かして、柔らかいブラシ(歯ブラシとか)で優しく洗い、しっかりすすいでから、柔らかい布で水分を拭き取ろう。
化学薬品に注意:洗剤を使うなら必ず中性洗剤で。化粧品やヘアスプレーなどが付かないようにするのも大事。
注意点:
急激な温度変化は避けて!:熱いお湯やドライヤーの熱風などは、石にダメージを与える可能性がある。
強い衝撃もNG:硬いとは言っても、打ちどころが悪ければ欠けたり割れたりすることもあるから、ぶつけないように気をつけて。
浄化方法
アクアマリンをリフレッシュさせるための「浄化」。いろんな方法があるけど、アクアマリンにおすすめなのはこんな感じ。
浄化方法 | おすすめ度 | ポイント・注意点 |
月光浴 | ◎ | 特に満月の夜がパワーチャージにおすすめ!窓際に置くだけでOK。 |
水晶クラスター | ◎ | 水晶の原石(クラスター)やさざれ石の上に置く。 |
セージ | ○ | 乾燥セージの煙でいぶす方法。必ず換気すること。 |
流水 | ○ | 水道水などの綺麗な水で優しく洗い流す。ごく短時間でOK。 |
太陽光浴 | △~× | 長時間当てると色褪せの原因になる可能性があるため、基本的には避けた方が無難。短時間ならOKという説もあるが注意。 |
塩 | × | 塩分が石の表面を傷つけたり、内部に浸透してダメージを与えたりする可能性があるため、避けること。 |
アクアマリンの特性
アクアマリンは鉱物ベリル(緑柱石)の一種で、エメラルドやモルガナイトなどと同じ鉱物グループに属している。
- 鉱物名: ベリル (Beryl)
- 和名: 藍玉 (らんぎょく、あいだま) または 水宝玉 (すいほうぎょく)
- 結晶系: 六方晶系 (きれいな六角柱状の結晶で見つかることが多い)
- 硬度: 7.5 ~ 8(水晶より少し硬いくらい)
- 主な産地: ブラジル、パキスタン、ナイジェリア、マダガスカル、モザンビーク、ザンビアなど
種類とそれぞれの特徴
一口にアクアマリンと言っても、実は色合いや特徴によって、いくつか呼び名があったりする。
サンタマリア・アクアマリン
ブラジルのサンタマリア鉱山で採れた、非常に濃い、鮮やかなブルーのアクアマリンのこと。最高品質とされる。
ただ、この鉱山ではもうほとんど採れなくなっていて、最近では、濃くて青いアクアマリンを産地にかかわらずサンタマリア・アクアマリンと呼んでいるショップもある。
サンタマリア=濃くて青い
の意味だから、サンタマリア・アクアマリンと呼んでいるらしいのだけれども、もう何が何やら(苦笑)
サンタマリア・アフリカーナ
主にモザンビークなどアフリカで産出される、サンタマリア・アクアマリンに匹敵する色の濃いアクアマリン。
ミルキーアクアマリン
半透明で、白っぽいインクルージョン(内包物)を含むために、乳白色がかった優しい水色に見えるアクアマリン。ふんわりとした柔らかな雰囲気が魅力。
キャッツアイ・アクアマリン
石の中に針状の内包物が平行に並んでいることで、光を当てると猫の目のような一条の光の筋(シャトヤンシー効果)が現れるもの。
モス・アクアマリン
まるで苔(モス)のような、緑色や黒っぽい内包物を含んだアクアマリン。一つ一つ模様が違って、個性的な表情を見せてくれる。
古代から愛された、アクアマリンの歴史
アクアマリンと人類の付き合いは、とっても古い。
古代の歴史
古代ローマ時代には、すでにこの石は知られていて、かの有名な博物学者プリニウスも、その著書「博物誌」の中で、この石の美しさを称賛している。
船乗りたちは、アクアマリンを海の神様からの贈り物だと信じて、航海の安全を守るお守りとして大切に身につけていた。
ローマの漁師たちは、アクアマリンを「海の水(aqua marinus)」と呼んで、大漁や幸運をもたらすと信じていた。裕福なローマ人は、アクアマリンで作ったゴブレット(杯)で水を飲むことで、水の浄化作用を高めようとしたとも言われている。
さらに中世ヨーロッパになると、アクアマリンには未来を予見する力があるとか、毒を検知する力があるなんて信じられることもあったらしい。
名前の由来と和名
アクアマリンの名前の由来は、ラテン語から来ている。
Aqua (アクア) = 水
Marina (マリーナ) = 海の
まさにそのまんま「海の水」という意味。
古代ローマの人たちが、この石の透き通るような青色を見て、地中海の美しい景色を思い浮かべたんだろうね。
和名では「藍玉(らんぎょく)」または「水宝玉(すいほうぎょく)」と呼ばれてる。「藍」は藍色、少し緑がかった深い青色のこと。「水宝玉」は水の宝の玉という意味で、どちらもアクアマリンの澄んだ水色をよくあらわした言葉だよね。
まとめ
その色のせいなのか。
それとも名前のせいなのか。
アクアマリンと聞くと、とにかく透明感のある優しいイメージしか湧かない。石に効果があるとかないとか、とかく色々言われがちだけれども、そんなややこしい話を抜きにしても、アクアマリンをぼーっと眺めていたら、優しい気持ちになる人は多いんじゃないかな。
アクアマリンに幸あれ♪

名前/和名 | アクアマリン/藍玉(らんぎょく) |
石言葉 | 沈着、勇敢、聡明 |
パワーストーン | ストレス軽減 心の安定 コミュニケーション力向上 |
相性の良い石 | ミルキークォーツ、ラリマー、ムーンストーン |
浄化方法 | 月光浴、水晶クラスター、ホワイトセージ |
モース硬度 | 7.5~8 |
その他 | 3月の誕生石 結婚4周年の記念石 |
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