石物語&なぞり書き #6 タンザナイト(灰簾石) 青紫の深き輝きをたたえるタンザナイト。アフリカの大地、キリマンジャロの麓にて生まれし希有の宝石は、光の変化に応じて色彩を移ろう。昼の青き輝きは夕暮れの紫に溶け、見る者の眼前にて神秘の舞を演じる。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #22 クリソコラ(珪孔雀石) 蒼碧の深き大地より生まれし宝玉、クリソコラの姿こそ自然の神秘を映す鏡なり。その色彩、時に深き森の緑を思わせ、また時に澄み渡る大空の青さをたたう。古来より知恵と癒しの力を宿すとされし石なれば、心を鎮め、魂を浄化する力あり。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #21 エメラルド(翠玉) 太古の地底より生まれし宝石エメラルド。幾星霜を経て人の手に渡りきたるその姿は、まさに大自然の神秘の結晶にして、言葉も及ばぬ美しさなり。透き通る緑青の色合いは、生命力溢るる森林を思わせ、心に安らぎを与うるものなり。硬度高く、永遠の愛の象徴として珍重されし由縁も、理解に難からず。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #20 カルサイト(方解石) 白き光沢を湛えし清冽なる石カルサイト。その姿は三方晶系の美しき形を成し、透明なるものより乳白色を呈するものまで、様々なる表情を見せる。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #19 カイヤナイト(藍晶石) 蒼碧の深みより生まれし神秘の石、カイヤナイト。その姿、まことに清らかにして気高し。空の色をまといし結晶は、まるで天上の宝石のごとく輝きを放つ。深遠なる青藍の色合いは、まさに神の眼差しを思わせる。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #17 アレキサンドライト(金緑石) 光の魔術師と称えられし宝石、アレキサンドライト。その神秘なる変色の術は、見る者の心を奪わずにはおかぬ。昼の光を浴びれば、深き森のごとき緑をたたえ、夜の灯火に照らされれば、情熱の赤き炎となりて輝く。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #15 アメトリン(紫黄水晶) 紫と黄金の光彩をたたえし自然の奇跡アメトリン。アメジストとシトリンの二つの魂が一つに融け合いしその姿は、まさに神秘の極み。アメトリンの持つ二色の調和は、心身の均衡を象徴す。紫の静けさと黄金の活力が一つとなりし様は、人の内なる矛盾をも昇華せしむ。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #13 アベンチュリン(砂金石) 深き森の奥底より生まれし宝石アベンチュリン。古の賢人たちの間にて霊妙なる石として伝えられし鉱物なり。その内なる雲母の粒子は、まるで微かなる希望の光を封じ込めたるがごとく、柔らかき煌めきを放つ。アベンチュレッセンスと呼ばるる光の妙は、見る者の心を魅了するなり。 石物語&なぞり書き