石物語&なぞり書き #6 タンザナイト(灰簾石) 青紫の深き輝きをたたえるタンザナイト。アフリカの大地、キリマンジャロの麓にて生まれし希有の宝石は、光の変化に応じて色彩を移ろう。昼の青き輝きは夕暮れの紫に溶け、見る者の眼前にて神秘の舞を演じる。 石物語&なぞり書き
天然石図鑑 カイヤナイト(藍晶石) 遥か1789年、ドイツの地質学者アブラハム・ゴットロープ・ヴェルナーによって、この美しい石は「Cyanite」と名付けられました。当初は「c」の文字で始まっておりましたが、19世紀後半になって「k」へと改められ、現在私どもが知る「Kyanite」という名前が定着したのでございます。 天然石図鑑
天然石図鑑 アメジスト Amethyst アメジストの歴史は、はるか古代エジプトにまで遡るのでございます。この美しい宝石は、古来より高貴な方々に愛されてまいりました。19世紀末にブラジルで大規模な鉱脈が発見されるまでは、ダイヤモンドやルビーと同等の価値を持つ希少な宝石とされておりました。 天然石図鑑
石物語&なぞり書き #22 クリソコラ(珪孔雀石) 蒼碧の深き大地より生まれし宝玉、クリソコラの姿こそ自然の神秘を映す鏡なり。その色彩、時に深き森の緑を思わせ、また時に澄み渡る大空の青さをたたう。古来より知恵と癒しの力を宿すとされし石なれば、心を鎮め、魂を浄化する力あり。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #21 エメラルド(翠玉) 太古の地底より生まれし宝石エメラルド。幾星霜を経て人の手に渡りきたるその姿は、まさに大自然の神秘の結晶にして、言葉も及ばぬ美しさなり。透き通る緑青の色合いは、生命力溢るる森林を思わせ、心に安らぎを与うるものなり。硬度高く、永遠の愛の象徴として珍重されし由縁も、理解に難からず。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #20 カルサイト(方解石) 白き光沢を湛えし清冽なる石カルサイト。その姿は三方晶系の美しき形を成し、透明なるものより乳白色を呈するものまで、様々なる表情を見せる。 石物語&なぞり書き
石物語&なぞり書き #19 カイヤナイト(藍晶石) 蒼碧の深みより生まれし神秘の石、カイヤナイト。その姿、まことに清らかにして気高し。空の色をまといし結晶は、まるで天上の宝石のごとく輝きを放つ。深遠なる青藍の色合いは、まさに神の眼差しを思わせる。 石物語&なぞり書き
天然石図鑑 エメラルド Emerald エメラルドの歴史は、実に古代エジプトにまで遡ります。クレオパトラ女王がこよなく愛したと伝えられるこの宝石は、古代ローマ時代にも高く評価されておりました。 天然石図鑑