天然石図鑑

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カルサイト Calcite

カルサイトは、古代文明の息吹を今に伝える神秘的な鉱物でございます。古代エジプトでは、壮麗なピラミッド建材の一部として、また古代ギリシャやローマにおきましては、彫刻や建築に活用され、芸術と実用性を兼ね備えた素材として重宝されたのでございます。
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エメラルド Emerald

エメラルドの歴史は、実に古代エジプトにまで遡ります。クレオパトラ女王がこよなく愛したと伝えられるこの宝石は、古代ローマ時代にも高く評価されておりました。
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ガーネット Garnet

ガーネットの歴史は実に古く、エジプトの初期王朝時代には、ファラオが赤いガーネットのネックレスをお召しになっていたという記録が残されております。
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アメジスト Amethyst

アメジストの歴史は、はるか古代エジプトにまで遡るのでございます。この美しい宝石は、古来より高貴な方々に愛されてまいりました。19世紀末にブラジルで大規模な鉱脈が発見されるまでは、ダイヤモンドやルビーと同等の価値を持つ希少な宝石とされておりました。
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カイヤナイト(藍晶石)

遥か1789年、ドイツの地質学者アブラハム・ゴットロープ・ヴェルナーによって、この美しい石は「Cyanite」と名付けられました。当初は「c」の文字で始まっておりましたが、19世紀後半になって「k」へと改められ、現在私どもが知る「Kyanite」という名前が定着したのでございます。
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クリソコラ Chrysocolla

古代エジプトでは、装飾品や護符として使用され、クレオパトラ女王もこの石を愛でたと伝えられております。精神安定や癒しの効果があると信じられ、兄プトレマイオス13世との対立を和らげるため、クリソコラの装身具を身に着けていたそうでございます。
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クリソプレーズ chrysoprase

まるで朝露をまとった青りんごのような、瑞々しくも清らかな輝きを放つクリソプレーズ。その優美なる緑の色合いは、見る者の心をそっと癒やし、穏やかな安らぎを与えてくれるかのようでございます。
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琥珀(アンバー) Amber

琥珀は、古の時代から人々を魅了し続けてきた宝石でございますが、実は鉱物ではなく、樹木の樹脂が地中で長い年月をかけて化石化したものなのでございます。その美しさと神秘的な特性ゆえに、世界中で珍重されてまいりました。
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サファイア Sapphire

澄み渡る青空を閉じ込めたかのような、深き輝き。古の時代よりサファイアは「知恵の石」として尊ばれ、王侯貴族の心を捉えてまいりました。現代におきましても、九月の誕生石として、また婚約指輪の象徴として、多くの人々に愛されております。今宵は、この宝石が秘める歴史や特性を紐解きながら、その魅力をご紹介いたしましょう。
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サンストーン Sunstone

サンストーンの歴史は、遥か昔にまでさかのぼります。古代ギリシャでは「ヘリオライト(太陽石)」と呼ばれ、太陽神ヘリオスの象徴としてあがめられおりました。太陽がもたらす生命の力を宿すと信じられ、儀式や護符に用いられたとも伝えられております。