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【保存版】天然石モース硬度一覧|傷つきやすい石は?取り扱い注意点も解説

天然石の硬度一覧
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石によって違う硬さ

「この石、どのくらい硬いのかな?」
「お気に入りのジュエリー、傷つけたくないんだけど…」

天然石や宝石と付き合っていると、そんな疑問や心配がふと頭をよぎること、あるよね。そんな時に役立つのが「モース硬度」。石たちの硬さを知るための、いわば“ものさし”みたいなものなんだ。

そもそもモース硬度って何?

モース硬度とは、19世紀にドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースさんが考え出した、鉱物の硬さの尺度のこと。モースさんが考えたから、モース硬度。シンプルでしょ?

測り方は意外と原始的で、鉱物同士をこすり合わせて、どっちに傷がつくかで硬さを決める。基準となる「標準鉱物」があって、一番柔らかい「1」から一番硬い「10」までの10段階で評価するんだ。数字が大きいほど、引っかき傷に強いってこと。

ここがポイント!「硬い=割れない」じゃない!

注意したいのは、モース硬度はあくまで「引っかき傷に対する強さ」だってこと。叩いたら割れるかどうか、つまり「靭性(じんせい)」とは別の話。

たとえば、硬いことで有名なダイヤモンドは、確かにモース硬度は最高レベルの10だけど、ハンマーで叩けばパリンと割れちゃうことがあるんだ。だから「モース硬度が高いから雑に扱っても大丈夫!」ってわけではないので注意が必要。

それでも、モース硬度を知っておくのはとっても大事。硬さが違う石を一緒くたに保管すると、柔らかい方が傷ついちゃうかもしれないからね。大切な石を守るためにも、硬さを知っておいて損はない。

硬さ別!天然石モース硬度ランキング

というわけで、総力を結集して(?)作り上げたのが以下の表。

天然石モース硬度情報
ダイヤモンド10地球上で最も硬い鉱物。工業用研磨剤にも。傷には非常に強いが、特定の方向からの衝撃には割れることも(劈開性)。
ルビー9ダイヤモンドに次ぐ硬さ(鋼鉄のやすりと同じくらい)。
サファイア9ルビーと同じコランダム種。硬度が高く、耐久性がある。
アレキサンドライト8.5非常に硬く、耐久性がある。
トパーズ8硬度は高いが、特定の方向に割れやすい性質(完全な劈開性)を持つため、衝撃に注意が必要。
スピネル8トパーズと同程度の硬度。耐久性が高く、カットや研磨にも適しており、宝飾品として十分な硬さ。
アクアマリン7.5 – 8エメラルドと同じベリル種。硬度が高く、アクセサリーとして一般的。強い衝撃は避けるのが望ましい。
エメラルド7.5 – 8硬度自体は高いが、内部に傷(インクルージョン)が多く、靭性(割れにくさ)が低いため、衝撃に弱い。超音波洗浄は不可。
ガーネット7 – 7.5種類によるが、一般的に水晶(石英)と同等以上の硬さ。アクセサリーとして十分な耐久性。
トルマリン7 – 7.5水晶(石英)と同等以上の硬さ。耐久性があり、様々なデザインのアクセサリーに用いられる。
アイオライト7 – 7.5水晶(石英)と同等以上の硬さを持つが、劈開性があるため、一定方向からの衝撃にはやや弱い。
水晶 (クォーツ)7ナイフの刃より硬い。非常に安定していて、様々なアクセサリーに広く使われる。
アメジスト7水晶グループ。ガラスや鋼鉄より硬く、日常的なアクセサリーとして十分な硬さ。
シトリン7水晶グループ。アクセサリーとして十分な硬度と耐久性。
ローズクォーツ7水晶グループ。比較的丈夫でアクセサリーに向くが、強い衝撃は避けるべき。
ルチルクォーツ7ベースは水晶と同じ硬度。中の針状結晶(ルチル)の硬度は6-6.5。
タイガーアイ7繊維状の構造を持つが、アクセサリーとして十分な硬さ。
翡翠 (ジェダイト)6.5 – 7硬度は水晶よりやや低いが、微細な結晶が緻密に絡み合っているため靭性が非常に高く、割れにくい。
タンザナイト6.5 – 7硬度はナイフの刃と同程度。劈開性があり、衝撃や急激な温度変化に弱いため、丁寧な取り扱いが必要。
ペリドット6.5 – 7ガラスよりやや硬い程度。アクセサリーとして使用可能だが、酸や急激な温度変化に弱い。
ムーンストーン6 – 6.5長石グループ。ガラスと同程度か少し硬い。特定の方向に割れやすい劈開性を持つため、衝撃に注意。
ラブラドライト6 – 6.5長石グループ。ムーンストーンと同様に劈開性があり、衝撃に弱い。
サンストーン6 – 6.5長石グループ。劈開性があるため、硬いものにぶつけないよう注意が必要。
アマゾナイト6 – 6.5長石グループ。劈開性があり、衝撃に注意が必要。
オパール5.5 – 6.5ガラスと同程度の硬さだが、水分を含んでいるため乾燥や衝撃、熱、薬品に弱いデリケートな石。
ヘマタイト5 – 6.5ガラスと同程度の硬さ。比較的もろく、強い衝撃で割れることがあるため注意。
ラピスラズリ5 – 6複数の鉱物の集合体。硬度はガラスと同程度かやや低い。衝撃や酸、熱、水分に弱い。
ターコイズ5 – 6ガラスと同程度かやや低い。多孔質で脆いため、衝撃や薬品、水分、油分に弱い。
フローライト4ナイフで傷がつく程度の硬さ。劈開性が完全で非常に割れやすいため、アクセサリーとしての取り扱いには細心の注意が必要。
真珠 (パール)2.5 – 4.5非常に柔らかく、硬貨でも傷がつく。酸や熱、衝撃、乾燥に極めて弱い。

硬度を知って上手に付き合う!取り扱い注意ポイント

石たちの硬さがわかったところで、次は具体的な扱い方のコツを見ていこう。

保管は個室が基本!

一番気をつけたいのが、保管方法。硬さが違う石を一緒に入れると、硬い石が柔らかい石を傷つけちゃう。特に硬度6以下の石は、他の石とは別々に、柔らかい布に包んだり、仕切りのあるケースに入れたりしてあげると安全。

数珠タイプのブレスレットを何本も腕にしている人をよく見かけるけど、本当は硬さが極端に違う石どうしは、重ねづけしないほうがいいかもね。

着用シーンを選ぼう

あまり神経質になりすぎる必要はないけれど、後から「あぁ、もっと丁寧に扱えば……」って悲しい思いをしないように、少しだけ注意してあげるといいかも。

砂埃に注意

モース硬度7未満の石は、日常生活レベルの砂埃(主成分は硬度7の石英)でも傷つく可能性がある。もし砂埃がついたら、ゴシゴシ拭かずに、息で吹き飛ばすか、優しい水流で洗い流すのがおすすめ。

衝撃はNG

ダイヤモンドやトパーズのように硬くても割れやすい石や、フローライト、カルサイトのように劈開性があって特定の方向に割れやすい石は、とにかく衝撃に気をつけて。DIYやスポーツ、力仕事の時は外すのが安心。

リングは特に注意

指輪はぶつけやすいアイテム。硬度が低めの石(例えば硬度6~6.5のムーンストーン)をリングで楽しむなら、利き手じゃない方の手につけるとか、デザインで石を保護してあるものを選ぶなどの工夫をすると良いかも。ネックレスやピアスの方が比較的安全。

おわりに:硬さを知れば、もっと愛せる!

硬いからいいとか、柔らかいからダメってことじゃなくて、それぞれに個性があるってことを理解して、ちょっとだけ気遣ってあげる。そうすれば、きっと石たちはもっときれいに輝いてくれるはず。

実を言うと私も、石の硬さなんて気にしてなかった……というか「石なんだから硬いんでしょ?」と思っていた時期があって、ターコイズさんをちょっと雑に扱ってしまったことがあって。こうやって硬さをまとめてみたくなったのも、その反省のようなものが根っこにあったからかもしれない。

皆さんはそんな思いをしないで済むように、ぜひ頭のすみっこにでもモース硬度のことを覚えておいてくださいね。もしもこの表が、いつか誰かの何かのお役に立てたら、とってもうれしいです。

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