天然石 SORA
キリム専門店マンモスイスタンブル
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ルコリエ
地球の色彩を纏う神秘の石、クリソコラ
青と緑の調べが織りなす美しき宝石、クリソコラ。その姿は、まるで遥か宇宙から眺めた地球のよう。古の時代より人々を魅了し続けてきた、この神秘の石の世界へ、どうぞご案内いたしましょう。
悠久の歴史を紡ぐ、クリソコラ
古代エジプトでは、装飾品や護符として使用され、クレオパトラ女王もこの石を愛でたと伝えられております。精神安定や癒しの効果があると信じられ、兄プトレマイオス13世との対立を和らげるため、クリソコラの装身具を身に着けていたそうでございます。
中世では、絵の具の顔料として利用されてきました。ルネサンス期の画家たちは、クリソコラを砕いて絵の具の顔料としても使用いたしました。
このように、クリソコラは時代を超えて、人々の暮らしに寄り添い続けてまいりました。
名前に秘められた、黄金の物語
クリソコラという名前には、興味深い由来がございます。古代ギリシャ語で「金」を意味する「chrysos」と、「接着剤」を意味する「kolla」が組み合わさってできた言葉なのです。
なぜこのような名前が付けられたのか。諸説ございますが、銅鉱石から金を取り出す際にクリソコラが用いられたという説と、金の半田付けにクリソコラが使用されたという説が有力でございます。
いずれにしても、クリソコラと金との深い結びつきを物語っているのでございます。
地球の息吹を感じる、クリソコラの特性
クリソコラは、その姿かたちにおいて、まことに魅力的な宝石でございます。青や緑を基調とし、時に黒や茶色の模様が混ざり合う様は、まるで地球そのもの。深い海や豊かな森、複雑に入り組んだ大地の姿が、一つの石の中に凝縮されているかのようでございます。
硬度は2〜4と、宝石としては柔らかめでございます。そのため、そのままでは加工が難しく、通常は樹脂を含浸させて強度を高めてから加工いたします。
稀に、天然のクォーツが自然に染み込んで強度を高めているものもございます。これは「ジェムシリカ」と呼ばれ、大変珍重されております。
心に寄り添う、クリソコラの石言葉と効果
クリソコラには、様々な石言葉が伝えられております。「安眠」「繁栄」「幸運」「癒し」「子宝」など、優しさに満ちた言葉ばかりでございます。
その効果も、実に多岐にわたります。情緒を安定させ、心身の調和を整える力があるとされております。また、創造性やひらめきを引き出し、仕事やビジネスの成功へと導くとも言われております。
女性らしさを高める石としても知られ、慈しみの心を育むお手伝いをしてくれるそうでございます。人間関係を円満にし、良縁を呼び込む力もあるとか。
多彩な表情を見せる、クリソコラの種類
クリソコラには、いくつかの種類がございます。それぞれに個性豊かな魅力を持っております。
- エイラットストーン
イスラエルのリゾート地、エイラットで産出されるクリソコラでございます。トルコ石やマラカイトが混ざり合った、美しい青色が特徴的。「ソロモン・ストーン」の別名で親しまれ、イスラエルの国石にも選ばれた希少な石でございます。
➤ エイラットストーンを使用した商品はこちら - ジェムシリカ
天然のクォーツが染み込んで強度を高めたクリソコラでございます。艶やかな外観と高い硬度を併せ持ち、宝飾品として人気がございます。
➤ ジェムシリカを使用した商品はこちら - クリソコラ・クォーツ
クリソコラとクォーツが混ざり合った石でございます。「ステラライト」という商品名で呼ばれることもございます。 - パロット・ウィング
クリソコラ、ジャスパー、アズライト、クォーツの混合物でございます。緑がかった茶色のベースに、オウムの羽のような赤い模様が特徴的でございます。
大地の恵みを胸に、未来へ
クリソコラは、まさに地球の縮図のような宝石でございます。その姿は私たちに、大地との繋がりを思い起こさせてくれます。
古の時代から人々に愛され、様々な形で暮らしに寄り添ってきたクリソコラ。その歴史は、人類の歩みそのものと言えるかもしれません。
この石を手に取るたび、地球の鼓動を感じ、大いなる自然の一部であることを思い出させてくれることでしょう。そして、その穏やかな力が、私たちの心に安らぎをもたらしてくれるのでございます。
クリソコラは、過去と現在、そして未来をつなぐ架け橋。この美しき宝石が、これからも多くの人々の心に寄り添い続けることを、心より願っております。
クリソコラの癒やしのなぞり書きシートはこちら↓↓↓
