
迷えるココロに希望のコンパス! 不思議な魅力の石、アマゾナイトのすべて
なんだかモヤモヤする、どっちに進めばいいかわからない。そんな袋小路にはまり込んだような気分の時、そっと背中を押してくれるかもしれない、そんな石がある。その名もアマゾナイト。
ターコイズのように派手すぎで、ラピスラズリのように落ち着きすぎず、絶妙な青緑色の石。その色合いは「まるで南国の海を思わせるような」と表現されることも多くって、確かに見ているだけで明るい気分になってくる。
この青緑色に惹かれる人は多いと思うけど、さらにこの石が「希望の石」って呼ばれてるなんて聞いたら、ますます気になって来るんじゃない?
アマゾナイトの石言葉
まずはこの石がどんなイメージを持たれているかがわかる石言葉
- 希望
- 行動
- 自信
- 沈静
- 夢の実現
アマゾナイトの効果
効果と言われるものはいろいろとあるけれど、その中でもアマゾナイトで有名なものは、持ち主の心にある不安や迷いといったネガティブな感情の波を穏やかにし、精神的なバランスを取り戻す手助けをしてくれるとされるものだ。
- 迷いを吹き飛ばし、進むべき道を示す
- 自分らしさを表現するのを助ける
- ストレスや不安を和らげる
- コミュニケーション能力を高める
- 優柔不断を克服する手助け
- ポジティブな思考を促す
- 心身のバランスを整える
ここで言う不安や迷いというのは、目の前の危機に怯えるというより、自分の心が作り出してしまった未来への漠然とした恐れや、考えすぎによる不安を和らげてくれると言われている。
心のモヤモヤを晴らし、「まあ、なんとかなるさ」というような、明るい希望の光を灯してくれる感じかな。「希望の石」って言われる所以だね。
希望の先にあるのは前向きな一歩。
アマゾナイトは夢や目標に向かって進むための積極性を、そっと後押ししてくれるともされている。
こんなあなたにアマゾナイト! おすすめなのは?
アマゾナイトが特にオススメの人。
✅不安や迷いを吹き飛ばして、最初の一歩を踏み出したい人
✅アップダウンしがちな心を穏やかに、ポジティブに保ちたい人あなた
✅自分の考えや気持ち、もっと上手に伝えたい人
✅「どっちにしよう…」と悩みがちな優柔不断を卒業したい人
✅日々のストレス、なんとかしたい! と思っている人
アマゾナイトとの付き合い方:お手入れと浄化
お気に入りのアマゾナイトを手に入れたら、大切に扱ってあげたいもの。ここでは、基本的なお手入れと、エネルギーチャージとも言われる浄化方法をご紹介。
お手入れの基本
アマゾナイトの硬度は6.0~6.5。これはナイフの刃よりは硬いけど、水晶なんかよりは少し柔らかいくらい。だから、硬いものにぶつけたり、擦ったりしないように気をつけてあげよう。普段のお手入れは、柔らかい布で優しく拭いてあげるだけで十分だよ。
浄化方法
パワーストーンは、時々「浄化」してエネルギーをリフレッシュさせると良いと言われている。アマゾナイトに適した浄化方法は以下の通り。
月光浴 | ◎ | 特に満月の夜がパワーが強いと言われる。窓辺に置くだけでOK。 |
セージ | ◎ | ホワイトセージなどの煙にくぐらせる。 |
水晶クラスター | ◎ | クラスターの上に置くだけ。手軽で安心。 |
音による浄化 | ◎ | クリスタルチューナーなどの音を聞かせる。 |
流水 | △ | ごく短時間ならOK。長時間は避ける。 |
浄化の頻度は、石が曇って見えたり、なんとなく元気がないように感じた時や、週に1〜2回など。自分の感覚に合わせて行えばオーケー。
※ あくまで一般的な目安なので、石の状態などを見て自己判断で行ってください。
アマゾナイトのプロフィール:基本情報と仲間たち
ここで、アマゾナイトの基本的なプロフィールと、ちょっとした種類の違いについて触れておこう。
基本情報
- 鉱物名: 微斜長石(マイクロクライン)。長石(フェルドスパー)という鉱物グループの一種。
- 化学組成: KAlSi₃O₈ カリウム、アルミニウム、ケイ素、酸素からできている。
- 色: 美しい緑色から青緑色。この色は、微量に含まれる鉛(Pb)が原因とされている。
- 結晶系: 三斜晶系(トリクリニック) ちょっと歪んだサイコロみたいな形が基本。
- 硬度: モース硬度 6.0–6.5 ナイフの刃(5.5)より硬く、石英(7)より柔らかい。
- 比重: 2.56–2.58 水の約2.5倍の重さ。
- 光沢: ガラス光沢 ツヤっとした輝き。
- 劈開(へきかい): 2方向に完全 特定の方向に割れやすい性質がある。
- 主な産地: ブラジル、ペルー、ロシア、アメリカ、カナダ、モザンビークなど。
種類と特徴
アマゾナイトは、微斜長石の中でも鉛(Pb)を含むことで、あの特徴的なブルーグリーン色になると考えられている。一口にアマゾナイトと言っても、産地によって色合いや模様に個性があるのが面白いね。
- ロシア産:やや緑色が強く、白い縞模様(パーサイト構造によるもの)がはっきりと入ることが多い。力強い印象。
- ペルー産:鮮やかで、比較的均一な青緑色が特徴。透明感のあるものも。人気の高い産地の一つ。
- モザンビーク産::近年注目されている産地。鮮やかなブルーが特徴的。
色味も、空色に近い水色から、深い緑色まで幅があって、白い筋状の模様が入るものも多い。
アマゾナイトの歴史
アマゾナイトの歴史は、実はかなり古い。なんと、3000年以上も前から人々に知られ、利用されてきたと考えられている。古代エジプトの遺跡から、アマゾナイトらしきビーズや装飾品が見つかっている。
有名なツタンカーメンの黄金のマスクにも、ラピスラズリやカーネリアンと並んで、緑色の石が使われていて、これがアマゾナイトかれしれない……という話もあるようだけど、他の緑色の石(例えば、緑色の長石やトルコ石など)の可能性もあって、いまだに専門家の間では意見が分かれているらしい。
なんでちゃんと調べないんだろう。
そう思う人もきっといるよね。私もそう思った。
でも、ツタンカーメンは世界的な文化遺産だから、ほんのわずかでも石を削って分析するなんてことはできないのだそうだ。見た目だけで断定するなんことはもちろんできないから、いまだに「アマゾナイトかもしれない(そうじゃないかもしれない)」という状態らしい。
アマゾン川で見つからない!? 名前の由来と和名のヒミツ
アマゾナイトという名前は、もちろん、南米のアマゾン川に由来すると言われている。発見当初、アマゾン川流域で採れた緑色の石(おそらくネフライトなど別の石)と混同された、あるいは、アマゾン川流域で取引されていたから、という説が有力だ。
しかし、面白いことに、現在のアマゾン川流域では、宝石質のアマゾナイトはほとんど産出しないと言われている。名前の由来となった場所では採れないなんて、なんとも不思議な話だね。トルコ石が、実はトルコではほとんど採れないって話によく似てる。
一方、和名の「天河石」は、その美しい色合いと白い筋模様が、夜空に輝く天の川を連想させることから名付けられたと言われている。
個人的には、アマゾナイトよりも天河石のほうが、風情があって好きかも。
まとめ
もしあなたが、何かを変えたい、一歩踏み出したいと感じているなら、この「希望の石」アマゾナイトを手に取ってみるのもいいかもしれないね。
応援しています。

名前/和名 | アマゾナイト/天河石(てんがせき) |
石言葉 | 希望、夢の実現、自信 |
パワーストーン | 不安や迷いを取り除く 心身のバランスを整える トラウマの癒し |
相性の良い石 | 水晶、ローズクォーツ、ムーンクォーツ |
モース硬度 | 6~6.5 |
その他 | 希望の石と呼ばれ、明るい希望に満ちたエネルギーを持つ |
アマゾナイトのなぞり書きシートはこちら↓↓↓