
スギライト – 迷子の心に、そっと寄り添う紫の癒し
引き出しの奥にしまっていた紫色の石。ひさしぶりに手に取ってみた。スギライト、っていう名前だったっけ。心が元気になるお守り、って雑貨屋さんのポップに書いてあった。元気かな、今のわたし。分からないけど、この石のひんやりした感じは、ちょっと好きかもしれない。
窓の外を見たら、雲ひとつない青空。なんだか、すごく遠くまで歩いていけそうな気がした。とりあえず、コンビニまでコーヒーを買いにいこうかな。
あの日の空のように、どこまでも澄んだ気持ちへ。
手のひらの上で静かに呼吸する紫色の石が、あなたの心の曇りをそっと払い、新しい一歩を踏み出す勇気をくれるかもしれません。
引き出しの奥で眠っていた石のように、あなたの心にも、まだ気づいていない輝きが眠っているはずだから。

「元気かな、今のわたし」
ふと、そんな風に自分に問いかけてしまう日はありませんか?
忙しい毎日の中で、いつの間にか自分の心を置き去りにしてしまったり、周りの声に、少しだけ疲れてしまったり。
スギライトは、そんなあなたの心に静かに寄り添う石です。
「こうしなきゃいけない」「こうあるべき」という堅くなった心を優しく解きほぐし、「今のあなた」をそのまま受け入れる、温かな眼差しを思い出させてくれるような石なのです。
この深い紫色は、ただあなたを見守り、包み込むためにあります。
特別な意味を求めるのではなく、ただ、そのひんやりとした感触や、見つめていると心が落ち着くような色合いを感じてみてください。まるで、ずっと昔からの友人のように、あなたの傍らにそっと佇み、心の声に耳を傾けてくれるはずです。
スギライトのささやき
色合い:
スギライトの色合いは、深い紫から淡いピンク色まで、さまざまな表情を見せてくれます。濃い紫色のものは神秘的な深みを持ち、淡い色合いのものは優しく包み込むような温かさを感じさせます。時に黒に近い深い紫は、あなたを守るように静かに存在感を放ちます。
スギライトの石言葉:
守護、洞察力、浄化、癒し
こんな時に:
- 心が疲れて休息が必要な時
- 自分を大切にする時間が欲しい時
- 小さな一歩を踏み出したい時
- 日常のストレスから解放されたい時
- 自分の気持ちに正直になりたい時
スギライトの発見の物語 – 日本生まれの優しい石
スギライトは、実は日本で発見された、比較的新しい石です。
1944年、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の岩城島(いわぎじま)で九州大学の岩石学者である杉健一教授と久綱正典氏によってその存在が確認されました。当初発見された結晶は淡黄褐色をしており、「岩城石(イワキライト)」と呼ばれていました。その後1977年、新鉱物として認定される際に杉健一教授への敬意を込めて「スギライト」と命名されました。
遠い異国の神話ではなく、日本で生まれたこの石には、どこか親しみやすく、心にすっと馴染むような優しさが宿っているのかもしれません。世界三大ヒーリングストーンの一つとして語られることもあり、その深い癒やしの色合いは、国境を越えて多くの人々に愛されています。
あなたへ贈るメッセージ
もしかしたら、あなたは今、物語の主人公のように、
心の中に小さな迷いや、言葉にならない想いを抱えているのかもしれませんね。
手のひらに乗せたスギライトの、ひんやりとした優しい感触。窓の外に広がる、どこまでも続く青空。そんなささやかなきっかけが、心をふっと軽くしてくれることがあります。
「なんだか、すごく遠くまで歩いていけそうな気がした。」
あの感覚を、あなたも体験してみませんか?
実際にスギライトを手に取ってみると、写真では伝わらない独特の質感や、光の当たり方で変わる表情に出会えます。それぞれのスギライトが持つ個性は、あなただけの物語を紡ぎ出すきっかけになるかもしれません。
あの日のように、ふと空を見上げて「今日はコーヒーを買いに行こう」と思える日々が続きますように。スギライトは、そんなあなたの小さな幸せに、いつも寄り添っています。

名前/和名 | スギライト/杉石(すぎいし) |
石言葉 | 守護、洞察力、浄化、癒し |
パワーストーン | トラウマや心の癒し 精神と感情のバランス調整 浄化・魔除け |
相性の良い石 | チャロアイト、ラリマー、アメジスト |
浄化方法 | 月光浴、水晶クラスター、ホワイトセージ |
モース硬度 | 5.5~6.5 |
その他 | 世界三大ヒーリングストーン |
なぞり書きシート(スギライト)


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